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フラットグリル
クラムシェルグリル

02
キッチングリル

昔のビーフパティは、高い技術と正確な時間管理の賜物!

マクドナルドのハンバーガーの主役といえば、つなぎも入っていない牛肉100%のビーフパティ。魅力たっぷりのビーフパティをおいしく焼き上げるためには、以前はとても高いスキルが求められました。
まずグリルに最大12枚のビーフパティを手前から置き、きっちり20秒経ったら肉汁を閉じ込めるために程よい力で上から金属製の調理器具でプッシュして、焼き目をつけます。55秒経つと、スパチュラと呼ばれる調理器具ですべてのパティをターン。途中でパティが破れてしまわないよう丁寧に、けれども焼き過ぎないよう素早く返します。さらに105秒が経過したら用意しておいたバンズへオン。このように、各工程をすべて人の手で正確かつスピーディーにこなす、いわば職人技といえるものでした。
しかし1989年にはグリルが大きく進化し、なんとボタンを押すだけで鉄板が上から降りてくるように。人の手を介さずにプッシュと両面の焼き上げが同時にできるようになりました。38秒経つと上面の鉄板は自動的に上がり、もう完成。誰でも簡単に同じ品質でおいしくビーフパティが焼けるようになったのです。あのジューシーでおいしいビーフパティの中には、こんな進化の歴史が閉じ込められているんですよ。

※ 秒数は通常の大きさのビーフパティの場合